【狼と香辛料１９話感想】決着！黄鉄鉱相場対決【初見】

気になったのは、ホロを怒らせたアマーティの言葉、ロレンスと喧嘩した夜ホロが何をしていたのか、ホロが手に入れた黄鉄鉱の対価をどうやってディアナさんに払ったのか、ロレンスが最短ルートで勝つ手順、アマーティの勝ち筋はあったのかですかね。

アマーティが踏んだホロを地雷は、ロレンスの悪口か(清教徒らしく)異教の神の全否定かヨイツの否定かだと思いました。でもロレンスの悪口なら喜んで暴露しそうですし、説教を面白がって聞いていたホロさんなら異教の神の全否定程度ではキレないでしょう。やはり「ヨイツ"なんか"忘れてここで暮らしましょう」でしょうかね。

ロレンスと喧嘩をして出て行った夜に、ホロが何かをしていたって匂わせていましたが、(健全な意味で)ロレンスに慰めてほしいと一人泣いていたか、アマーティNTRかと考えましたが、後者はないですね。ロレンスの腕の中で3度泣いたと言われて嫉妬しているところや、アマーティが貴族出身で貞操観念が固そうですしないでしょう。ホロの貞操観念は甘そうですが…

ホロが手に入れた黄鉄鉱の対価は、多分市場で売った時の銀貨の全て(または殆ど)をディアナさん(錬金術師たち)に支払うという物だったのではないかと推測しました。それなら、万が一暴落してから売ってもホロに借金はできませんから

ロレンス勝利の最短ルートは、アマーティからの勝負に対して「逃げた弱虫と罵られようが、それ以上にホロが大事だ。ましてや金をいくら積まれても譲らない!」と啖呵を切ることでしょうか。貪欲な商人達からは嫌われそうですが、マルクをはじめとした商店主からは好感が得られそうです。森の中で襲ってきた大狼に頭を下げたホロと同じ構図です。
そしてヨイツについては正直にすべて話して、ホロから離れない事でしょうか。疲労で倒れた時も、目が覚めたときに隣に居なかったことを減点と言っていましたし。
ホロから「頭は回るが、経験がたりん」と言われているロレンスには、どちらも無理っぽいです。

アマーティの勝ち筋については、「ホロの地雷を踏まない」「先物取引に応じない」が最低条件かと思います。ベストパターンは「ホロの真実を受け入れ自分の全てを捨ててでも二人でヨイツを目指す」事でしょうか。なんなら先物取引をする前に銀貨1000枚を手に入れてロレンスにホロの身代金?を渡せていた気もします。でも覚悟のハードル高すぎますし、それでもロレンスより少し弱いですから。ロレンスは自分の命をかけてでもホロを守ろうとしたこともありましたし。
先物取引については、どう考えても祭りの最終日に暴落するのは目に見えていました。なにせ高額で買い取るのは女の人へのプレゼント目的の男どもですから、末端購入者は行き渡っていて、買い手は投機目的の行商人ばかりになっており、祭最終日朝の時点でチキンレースだってのはみんなわかっていたはずです。アマーティが持っていた銀貨500枚の証書を買ってくれる人がいたのか疑問です。
生真面目で正直すぎるがために負けた可哀想なアマーティですが、悪い人ではないのでこれを糧に立派になってほしいです。

結局、ホロとディアナさんの掌の上でした。
ついでに、祭の終わりに藁の山車?が燃やされた直後に入った静止画のカットに、ニワトリっぽいカッコをしていた人がでていましたが、あれってディアナさんですかね。それともディアナさんの正体の伝承が残っていてそのコスプレとか、なにか関係がありそうな気がしました。