これぞまさに性癖の二郎ラーメン「怪異と乙女と神隠し」アニメレビュー

以下、アニメ化決定告知漫画での猫の王様のありがたいお言葉です。

「こんな“性癖の宝石箱”みたいな漫画がアニメ化するわけないニャ。ウソに決まってるニャ！」

公式自ら押し出すスタイルすき。

時系列を弄って猫の王の前に
赤い糸の子の話を持ってけば
丸く収まったんじゃなかろうか

うぽつです。
原作が好きでアニメになると知った時は
かなり嬉しかったなぁ… 主人公である菫子さんの
性癖の盛り具合が本当に好き。この性癖爆盛お姉さんを見て
自分は一気に心を掴まれた。アニメで動く菫子さんが見れただけでも満足度が高かった。

原作知らんからアニオリ感じずにみられるかなあ

お姉さんの声がファイルーズあいさんも属性に入れてくださいｗ

濃い性癖の陰に隠れてるけど、この作品の怪異の解釈ほんとすごい。Vtuberからあんなこと思いつくんだ。ってなった

眼鏡爆乳処女団地妻からJK～ロリまで幅広くカバーした上にCV:ファイルーズあいなんてタマランチ！
本屋の女主人CV:三石琴乃も好きだったし、よるむんCV:大空直美が「っぽくない」演技なのもよかった
キャラ造形はかなりよかっただけに尻すぼみ気味な脚本は残念だった。猫の王はなんだったんだ…

第8話Aパート、菫子さんの過去編、価値観形成の経緯が好き。
しかし終盤はなぁ…原作未完でオリジナル展開にしたことを差し引いても乙ちゃんの扱いが呆気な過ぎて…。蓮のオチも強引だった。

怪異の設定は現代的で面白いんだけど、そこまで一般的じゃない都市伝説とかは説明不足だし、
謎解き・推理パートほぼ無しのぶっつけ本番でいきなり解決パートに入っちゃうから納得感が足りず盛り上がらない。
答え合わせを実はこんな前段階があって～と回想に頼るのもワンパターンだったし、ネットで調べて見つけただの思い付いたってあまりにも雑過ぎ。

『裏世界ピクニック』みたいに女の子が実銃で怪異倒しまーすほど酷くはないけど、怪異ものとしては丁寧さや面白味に欠けると感じた。

意外と面白かった作品。
中でも、中盤のよるむんの話の完成度は群を抜いている素晴らしい話だった。

ホラーなら「ダークギャザリング」もよかった。