【感想】ダリヤらしさ【魔導具師ダリヤはうつむかない】【レビュー】

いつもありがとうございます。
今回は物語の理解に重要な逸話のため、補足を投稿します。
若干ネタバレの為、以下５行改行します。
見たくない方は続きを開きませんよう。

まず、ヴォルフの兄弟について、襲撃事件の闇は深いです。
襲撃を行ったのは第２夫人の実家で、目的はグイードの殺害。
事件後、父スカルファロット伯は激怒し、
その実家を討伐しました。
そのため第２夫人は出家し、
実子である第２公子（ヴォルフの２番目の兄）は自殺しました。
ヴォルフの兄弟は４人いて、仲良し兄弟でしたが、
この事件でヴォルフは母の死がトラウマとなり、
仲が良かった兄たちや父との思い出を忘れてしまっています。

ヴァネッサはこの時、騎士ではなく第３夫人でしたが、
元ガストーニ公爵夫人アルテア様の騎士であり、
４兄弟に剣術を教えていた規格外の強い魔法剣士だったため、
グイード達を守るため戦いましたが、
見方を守る戦いであり、敵も貴族騎士で強く圧倒的な多数だった為、
殺されてしまいました。

次にフェルモですが、彼は魔道具士ではありませんが、
ダリヤにとって、カルロやガブリエラの伝手ではなく、
ダリヤ自身の職人としての姿勢や人柄で引き付け、
人脈を築いた重要な仲間であり先輩職人になります。

ついでに２つの魔道具ですが、
ユニコーンのペンダントもスコルの腕輪も後に活躍します。
ちなみにスコルは空飛ぶ狼の魔物で、
その牙はダリヤの説明通り、強い風の魔力を帯びています。