『ゆるキャン△×静岡県』スタンプラリーSEASON3スタート 災害で打撃受けた観光地から期待の声
人気アニメ「ゆるキャン△」と、そのモデル地である静岡県がタッグを組んだスタンプラリーが、2024年10月11日から始まりました。何度もコラボしていますが、経済効果も大きいようです。自然災害の影響で秋の集客に不安を抱える観光地でも期待の声が聞かれました。<LIVEしずおか 滝澤悠希キャスター>
「『ゆるキャン△』に実際に登場する大井川鉄道 千頭駅です。10月11日からスマートフォンを活用したスタンプラリーがスタートしました」
「全員揃ったところで~花見キャンプずら!」
「ずら~~~」
キャンプが好きな女子高校生たちの日常を描いたアニメ「ゆるキャン△」。2024年4月から6月にかけて放送された「SEASON3」に登場する大井川流域の観光地など、静岡県内40か所のポイントを回るスタンプラリーが始まりました。専用のアプリをダウンロードし、各地に設けられたQRコードを読み込むことでスタンプが溜まり、集めた数に応じてさまざまな景品が当たります。
<静岡市からの観光客>
Q.一緒にモデル地を回る?
「そう。目標は40カ所コンプリート」
<愛知県からの観光客>
「アニメの中に入ったような気がする」2021年度に実施した際には、約4億円の経済効果があったという「ゆるキャン△」のスタンプラリー。<静岡県観光振興課 中村卓磨主査>
「静岡県が『ゆるキャン△』とコラボしているとアピールし、全県にわたって経済効果が渡ればいいなと感じている」
このキャンペーンに大きな期待を寄せる地域があります。静岡県川根本町の寸又峡温泉街に店を構える食堂です。「こちらの渓流そば、イチオシですよ」
「じゃあそれで!」
「私も~」
「同じもので」地元の食材がたっぷり乗った名物の「渓流そば」。大井川の支流で育ったヤマメの唐揚げは存在感抜群です。<滝澤悠希キャスター>
「いただきます。この『ゆるキャン△』の世界に囲まれて食べると味わいが増す気がします」<重長智子アナウンサー>
「人よりもかなり大きな石が山のようになっています」
この地域では、2024年9月、観光に大打撃を与える出来事が。温泉街のすぐ先にある人気観光地「夢のつり橋」につながる遊歩道で落石が発生し、現在も通行止めが続いています。<滝澤悠希キャスター>
「現在、お店の客入りは?」
<紅竹食堂 波多野忠志さん>
「うちで言えば、50%以上、60%くらいは(客が)減っている」
2022年の台風15号の際も同様の被害に悩まされた寸又峡温泉。「ゆるキャン△」のスタンプラリーは、近年猛威をふるう自然災害で被災した地域の“観光復活の起爆剤”としても期待されているのです。<紅竹食堂 波多野忠志さん>
「いろんなお店を回って、温泉も満喫していただいて、夢のつり橋も秋にはなんとかなると思うので、楽しんで遊んでいってほしい」
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https://newsdig.tbs.co.jp/articles/sbs/1484375