【帰ってくれデューク・フリード】グレンダイザーU／裏ロボットアニメレビュー【ずんだもん/VOICEVOX解説】

もうね…宇宙痴話喧嘩を地球に持って来てくださいます？
グレンダイザーが一番好きだったのにこれでは友人にお勧めできないじゃないか…

オリジナルでやれ、オリジナルで！　グレンダイザーの名前に泥を塗るんじゃない！

この「グレンダイザーU」、やはり、オリジナルへのリスペクトという意味で、かなり失敗しているように感じますね。
「もしかしてざっくり本編やコミックスを見ただけで、ホイホイと制作したのでは？」と勘繰りたくなるような、一応オリジナルの有名なシーンをちりばめ、若い世代にも受け入れやすくするような、愛想劇をちりばめたために、ダイナミックプロの持っているある種の勢いというか力業で物事を解決するような爽快感が、得られていない感じがしましたね。
もしかすると変にマジンガーℤを出すことを公表してしまったからか、ダイザーの活躍がかなり淡泊（まあ、暴走して地球やフリード星を破壊してますが）になってしまい、デュークフリードの人物像の掘り下げやダイザーのかっこよさが伝わりにくくなってしまったようにも思えます。（あくまでも個人の感想ですが）
まあ、擁護的な見方をするなら、資金もたくさんある中で「これは大作つくらなイカン」と威張りすぎ、スケジュールぎりぎりで、やっつけ仕事になってしまった、というところなのでしょうか？
今回のことで思ったことは、「やっぱりオリジナルに対して、敬意と愛情がないと今回のようなリブート作品は面白くなくなる」という事なのでしょうかね。
「グレンダイザーU」の製作スタッフの方々、もし続編を作られるのなら、もっとオリジナルのグレンダイザーとデューク・フリードに対してもっと敬意を払って制作していただきたいものです。